僕の好きな漫画のはなし 4

マンガ

連載漫画を読み始めるとき

好みのタッチの絵だったり

興味のある時代背景や世界設定だったり

気になるテーマの作品だったり

入り方はいろいろだと思うのですが

後で印象に残るのはやっぱり

愛すべき登場人物がいること

心に刺さるセリフがちりばめられていること

共感できるあるあるネタが多いこと

どれか一つ、あるいはすべて当てはまったとき

忘れられない作品になる

そんな気がします

あなたにも思い当たる作品、ありますか?

バンビーノ

ビックコミックスピリッツに連載されていたせきやてつじさんの作品

バンビーノ全15巻

バンビーノsecondo全13巻

福岡のトラットリアで働く主人公の伴省吾(ばんしょうご)が

六本木の老舗イタリアンのバッカナーレに入り

悪戦苦闘しながらも成長していく王道のストーリーです

私自身も調理業界に身を置き

フレンチ、イタリアン、和食と務める中で

「こういうのあるよねぇ」というエピソード満載の

かなりリアルなまんがです

厨房内のスピード感

ホールの熱気と臨場感

香り立つような魅力的な料理の作画

ディティールに手抜きがなく

現場の空気がかなりの精度で再現されています

テンポよくストーリーが進むので

読み始めたら止まらない、そして

イタリア料理が食べたくなる

まさに垂涎(すいぜん)の作品です

黒博物館 スプリンガルド

藤田和日郎さんの描く、ばね足男のはなしです

モーニングにて掲載されました

藤田さんといえば

うしおととらからくりサーカスの作者で

ご存じの方も多いと思います

黒博物館(ブラックミュージアム)とは

犯罪の証拠品や現場写真などを展示した

スコットランドヤード内に実在する資料館なのだそうです

犯罪事件にまつわる話ではありますが

そこは藤田さん作品です

最後にはホッと心温まるいいお話なんです

この作品の魅力は何といってもキャラクター!

熱血のロッケンフィールド警部

傍若無人なストレイド卿

毅然とした態度を崩さないメイドのマーガレット

特にストレイド卿のマーガレットに対する想いが

切なくてせつなくて、そして

無茶苦茶かっこいいです!

巻末のマザーグースもエピローグ的な後日譚ですが

最後の真打登場はしびれます

藤田先生、いい仕事してますよ

ニュクスの角灯(らんたん)

月刊コミック乱にて掲載されていた

高浜寛(たかはまかん)さんの初長編作 全6巻

舞台は明治の長崎

貿易商として日本とフランスを行き来する

小浦百年(こうらももとし)と

彼のお店、道具屋「蛮」

ひょんなことからそこで働くことになった

美世(みよ)という女の子

店主の岩爺(がんじい)やおたまさんなど

明治期の日本の人々のありのままの生活が

のびやかに描かれています

作画も、いい意味で日本っぽくない

どこかヨーロッパを感じさせるふんわりとしたかんじで

登場人物の個性を引き立たせています。

「ベルエポックの興奮と喧騒」という表現が使われていますが

つらい時代を乗り越え

華やかで明るい未来を迎えようとする人々の

想いと活力がひしひしと伝わります

作中にはアンティークの基礎知識や

当時の文化の図解ページも用意しており

作者自身の言葉で書かれているので

そちらもすごく楽しめます

目まぐるしく変わる新しい環境の中で

前向きにけなげに頑張る美世さんを思わず応援したくなります

はたして、淡い恋の行方はいかに

男女問わずお勧めできる良作です

さいごに

昔はまんがには少年漫画、少女漫画と

割としっかりと垣根があって

男の子が少女漫画を読んだりしてると

変な目で見られたりしましたが

今は少年ジャンプの読者にも女性がかなりの数いらっしゃり

少女漫画原作のドラマや映画が

多くの年代の男女に支持されてます

かく言う僕も同級生の女子との

マンガの貸し借りなど日常茶飯事で

少女漫画の良作にもおおく出会えました

このブログではすこし変わったマンガも紹介してますが

きっと女性の方でも楽しんで頂ける

そんな作品を紹介しています

多くの人に楽しんでほしい

自分のすきをみんなで共有したい

と、思いつつ書きました

以上、僕の好きな漫画のはなし 4でした

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