デフレ経済とは何なのか?ぺけぺけの経済学習の覚え書き

経済活動
インデックス投資と高配当株、どっちがいいの?

日本は永らく景気が低迷しており、

いわゆる『デフレスパイラル』から抜け出せない状態だそうです

国会答弁やニュースでもよく耳にします『デフレ』について

分かっているつもりでいましたが、

じゃあ何なの?どうすればいいの?

と、訊かれても、はっきりと答えられないのが現状です

子供に聞かれたとき、最低限の返答は用意しておくべきだとおもい、

少しまとめておこうと思った次第です。

まずはインフレーションとデフレーションから

インフレーションとは

国内の商品やサービスの需要が供給能力(生産能力)を上回り、

結果、商品価格が上昇していく状態。つまり、

需要>供給

デフレーションとは

商品やサービスの需要が減り、供給能力過多となること

結果、商品はあまり、価格は上昇せず、企業売り上げや給与所得も上がらない。

需要<供給

デフレスパイラルとは

以下の事象が順に連鎖していく現象

・需要の減少

・企業の売り上げの減少⇒給与収入の減少

・購買力(個人消費)の低下や企業の投資の減少

・需要の減少

GDPとは

その国の経済的な国力を表す数字

GDPとは国内総生産。

GDPが高いほどその国の経済は発展していると言えるでしょう

国内総生産(GDP)=国内総需要(GDE)=国内総所得(GDI) (GDP三面等価の原則)

GDPを上げるには

GDPを上げるには以下の二項目を繰り返す

供給能力よりやや需要が多い状態とする(微インフレ)

生産性の向上をはかり、供給能力を上げる

※生産性向上には企業の投資が必要

   人的投資(短期的)

   設備投資(中期的)

   技術投資(長期的)

デフレから抜け出すには

  デフレ対策

・需要を作り出すため、政府による財政出動で医療、防衛、インフラ整備などの予算拡充

・金利を引き下げ、企業投資を促す

・本来、インフレ対策である消費税の減税もしくは凍結をする(インフレ率が上がるまで)

政府の借金が増えると将来的に大変じゃないの?

そもそもの貨幣観が間違っているようです

MMT(近代貨幣理論)によると

・政府の借金=国民の借金

・政府の借金=国民の資産

政府が負債を作りながら需要を創り出すことで国民は所得が得られる

政府が国債を発行して負債が増えることは悪いことではないんです

つまりは、日本の最大供給能力に需要が追いつくまで(インフレ化するまで)

政府は国債発行による財政出動を続けてもいいということです。

それによって民間企業の生産性が向上すれば

企業の売り上げや個人の所得も上がり、

結果、税収も増えます

インフレ率が上昇しすぎたときに

金利引き上げや緊縮財政、消費税をやればいいでしょう

実はそれだけのことだったんです。

さいごに

この記事をまとめることでかなり理解が深まりました

このデフレ期を抜けるには

・国債発行による財政出動の実施

・民間企業の生産性向上のための投資を促す

・消費に対するペナルティーとなる消費税の凍結

この三項目で何とかなると思います

『じゃあなんで政府はやらないの?』

と、子供から訊かれそうですね。

政治家の先生方なら解からないわけがないとおもいます

もしかしたらデフレから脱却したら都合の悪い理由があるのでは?

今のこの状況を利用して何かが進行しているのか?

IRなど、利権に関わる噂もちらほら聞きますし

色々勘ぐってしまいますが

取りあえずは国民から正しい知識を身につけ

メディアに踊らされないようにすることから始めてみようと思いました。

以上、デフレ経済とは何なのか?ぺけぺけの経済学習の覚え書きでした。

  • 今回は私の学習過程で出した結論を端的にまとめたものです。
  • 正規の経済学を学んだわけではありませんので解釈の違いなどあると思います
  • 異論、反論ある方もいらっしゃると思いますので
  • 差し支えなければご指摘いただけると嬉しいです。

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